【新唐人2014年8月16日】7月以来、河南省、吉林省など13の省や自治区で大干ばつが発生しました。すでに作物が全滅した農地もあるため、トウモロコシの価格は過去最高を記録しました。干ばつは今も続いていますが、特に河南省中東部が非常に深刻です。
吉林省気象台のデータによると、7月1日から現在まで、省全体の平均降水量は113・1ミリで、平年よりも48パーセントも少なく、この時期の雨量としては過去2番目の少なさです。特に農作物の大生産地で降水量が1951年以来、最少となりました。この干ばつは、大規模な森林伐採や環境破壊と関係があると見られます。
吉林省長嶺県 孔さん
「2か月 雨がなく、地元では干ばつ地域が9割を超えます。飲み水が足りず、井戸水もくめません。作物も枯れました。自然環境が全部破壊され、村の幹部だけが私服を肥やしました」
当局のデータによると、遼寧省では7月以来、平均降水量がわずか90・4ミリで、平年より6割も少なく、1951年以来の最低記録です。
遼寧省建昌県 王さん
「干ばつは深刻で、4割は収穫が減るでしょう。大部分がトウモロコシです。ここは汚職がひどいので、中央が支援金を出しても、我々に届きません」
報道によると6月以来、河南省では平均降水量がわずか96ミリで、平年より6割も少なくなっており、やはり1951年以来の最低記録です。干ばつの被害面積は広がり続けています。
河南省周口市太康県 劉さん
「この夏 まだ雨が降っていません。畑に水もまけないので、作物も枯れました」
当局のデータによると、7月30日までに、河北省、山西省、内モンゴル自治区、山東省、河南省、江蘇省、安徽省、湖北省、四川省、陝西省、青海省など13の省と自治区の田畑7234万ムーが被害を受け、160万人と207万頭の家畜が飲み水に困っています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/15/a1130653.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)